夢を見ている時点でそれは夢ではなく、現実の一部であったりして。僕の頭の中の無限を駆け巡るそれは、儚く、脆く、そして美しい。

真っ白な鳥　羽ばたいた

「あんなふうになりたい」なんて

考えるだけ　なにもしない

わたしを笑うように鳥が鳴く

いつもいつも　逃げてばかり

やっては　いけないこと　だって

分かっている　なのに

なにもせず　また逃げて

いつもいつも　変われないわたし

空ばかり見て　逃げ場　探してる


自分が許せないって責めても

変わらないわたし

嫌だった

閉じこもりながら　自由の空に

逃げたがるわたし

嫌だった

「どうすればいいのか」なんて

誰も知ってるはず　ないのに



真っ白な鳥　笑いながら言った

「君は何を悩んでいるんだい？」

また空を見ていた　わたしに

また逃げていた　わたしに


正しい答え　なんて　無いんだろう

君が正しいと思えれば　いいんだ

こうすれば良い　なんて

何とかなるって　思わないで

苦しくても　辛くても

良いって　思えれば　良いじゃないか


迷ったとき　思い出して

きっと　大丈夫だから　笑って

君だけが　苦しいわけじゃないんだ

僕もみんなも　同じだよ

君は一人じゃ　ないんだよ

だから　生きているんだよ


白く輝く　空の下で　

白い鳥　今日も飛んでる

わたしは一人　今日も悩む