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Memo

引きこもりの日常。 人生は楽しけりゃいいもんさ。

2024'11.24.Sun
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2008'10.07.Tue
どうも、只今ハーブを育てていますsioです。

志望理由だのなんだの書いてるのも飽きたので、のんのこ更新もしてたりします。
本番、そんな遠くないんだけどね……;
学校のテストも近いし。

今日はちょっと気分を変えて(?)、過去の文でも放出しようと思います。
HPにupするほどでもないのでここにこっそり。
普通の量あるのでちょっと読むの大変かもしれないですが、興味のある方は是非。

ぽちっと↓


人は死ぬと星になる。

夜空に散らばるたくさんの星のどれかになって、

宇宙を彷徨って、

そして輝き続けるのだ。
 

そんな話をしたら友達に笑われた。

「相当のロマンティストね。
そんなことあるわけないじゃない」
 

でも、重要なのは本当なのかとかではなくて、

信じてるか信じてないかだと思う。
 

私は星になる。
死んでからこそ輝くのだ。

「じゃあ、僕は木になろうかな」

空を見上げながら、彼はこう言った。

「木は死んでないよ」

私がそういったら、彼は笑った。

「星だって生きてるだろう?」

確かにその通りだ。
じゃあ、死んだら何になるのだろう。
 

「死んだら、生き返るんだよ。
君の場合は星。僕の場合は木に」

「でも、また人間になったら大変ね。
 だってやっと死んだと思ったら生き返るんだもの」

「人は生き返ったら死ぬ前のことは忘れるんだ」

彼は空に手を伸ばした。

私も空を見上げる。

「何に向かって手を伸ばしているの?」

「星、やっぱ遠いなって」

彼は苦笑した。
そして立ち上がってそばにあった木を撫でる。

「だから僕は木になりたいんだ。
 木は長生きするから死ぬ前のことを思い出せそうだし。
 それに、いつでも人のそばにいることが出来る」

「なるほど」

「暖かくて、時々だれかの木陰になって。そばにいるだけで心が落ち着く、僕はそんな木になりたい」
 

彼はそのまま木になった。

大きくて暖かい木になった。
 

私は彼に寄り添って撫でた。

彼は私を忘れてしまっただろうか。

いつか思い出してくれるだろうか。

でもその頃には私は星になってるだろう。

どこからでも見えるほど輝く星に。


そしてみんなの願いを叶えながら宇宙を彷徨うのだ。
 

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